とりあえず演劇バナシしてみようと今日この頃。
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Someone who'll watch over me : 30/04/05 New Ambassadors


Photograph: Tristram Kenton

★★★★★ (5stars!)
閉じ込められた空間。 3人の男。
それだけなのに面白い。

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この”観たい劇死ぬ程あるっちゅーの!”なシーズンに素直に、そして久々に”もう一度観たい”と思わさせてくれた作品。
6月の半ばで終わっちゃうので、多分無理だけど、それでもホントにホントにもう一回観たかったよ。


舞台はレバノンのどこか。 アラブ系テロリストに誘拐されここに集められた3人の男。
生まれ故郷(アメリカ・イギリス・アイルランド)も仕事(医者・大学教授・ジャーナリスト)も全く違う3人がこの”何もない時間”をどうつぶすのかをトントンとつづる作品なのだけど、
とにかく台詞がどれもウィットにとんでて、だけどジーンときて素晴らしい!
この作品の劇作家:フランク・マクギネスは本当に天才だと思った。

にしても、この何ともいえない気持ちと感想、どう書こうか・・と考えつつ、いくつかの批評家のレビュ-を読んでみた(いつも観た後に適当に読む)のだけど、
真っ先に読んだ"The Stage"と"What's on stage.com"の批評は劇作品自体に焦点をあてすぎてて(言ってる事には同意なのだけど)プロダクションとしての批評にあまりなってないなぁ・・
と、思ったら、書いた人が一緒(Mark Shenton氏)だった。
ありゃ、と思いつつ、次はGuardian紙、Michael Billington氏の批評を読んでみると、結構酷評。
私が思ってる事と半端正反対だろ~と沈んでた所で読んだのが、
Daily Telegraph紙、Charles Spencer氏の批評。
読み終わった後、もう衝撃走りまくり。
だって、私が考えてる事を完全に先回りされちゃってる感じなんだもの!!!!
もう、こりゃ私が感想なんぞ書く必要ないんじゃないか。 この批評にリンク貼るだけでええやん。
と、思った(おい(笑)
ただ、結構ネタバレしてるような・・・観る予定のある方にはオススメ出来ないかも(汗)
このレビュ読むの(実は新聞に載ってたのをコピーして取って置いた)観終わった後までちゃんと我慢しといて良かった。

まぁ、そんなわけで、上記の批評を読んじゃった人はここから先はもう読んで頂いてもどっちでもかまわないのですが、
以下私的な感想です。

ホンットに、3人の役者様みんなが名演でした。
ただ、忘れられがちな良い役者、ジョニー・リー・ミラー兄貴が今イチ本領を発揮しきれてない気がするのが残念(3人の中でも彼のキャラの奥行きだけが、だいぶ浅かった。)
その分、英文学者役セルフォール氏とアイリッシュなジャーナリスト役だったギレン氏が凄い勢いでカバーしてたけど。
特に、セルフォール氏が素晴らしかった。
典型的な”中・上流階級英国人”って感じ(チャールズ皇太子とイメージ似てるなぁと思いながら観てたら、彼、TVドラマでチャールズ役やった事あるみたい(笑)なのに、ステレオタイプじゃなくて、ちゃんと”エドワード”(キャラ名)としての人格が成り立ってる。
しかも、とにかくやる事なす事面白くて、彼から目をそらす暇がなかった。(彼の目玉の動き方にまで注目してしまった。)
ドアがバンッと閉まった瞬間に彼が全身をブルッと震わす。という演出があるのですが、
その瞬間、私の体にもビリッと電撃が走った。 ホントに凄い。

完全なる密室で、3人だけ。特に何も起こらず誰も出てこないこのかなり制限された作品なのに全然飽きない。
むしろ2時間があっという間だった。
短いエピソードをポンポンッと上演する形の劇(エピソードの間ごとにわざわざカーテンが降り音楽が流れるの)ですが、
それが逆に”このまま終わっちゃったらどうしよう。”とか”これで終わりだろうか?”なんて想像させてくれて幕間にまでドキドキさせられてしまった。


そういや、後ろの人がプログラムを読みながら”あら、この人、この前観た”メリンダ&メリンダ”に出てたみたいよ~。あの、変なイギリス人役だった彼ね”何て話してました。 勿論ジョニー・リー・ミラーの事なのですが、【トレインスポッティング】とかそういう系としてでは案外気づいてもらえないのね。
んでもって、隣に座ってた若い女性二人組もプログラムを読みながら
A子:「あら、このDavid Thelfallって人、Shamelessに出てたって。」
B江:「あ~、知ってる。あの親父役の人じゃない。全然イメージ違うね」
A子:「ホントだねー。私、Shameless大好き。凄い面白いわよね」
B江:「私も。 この人がこの3人の中では一番有名なんじゃない?”」
とコメントしてはって、Shameless人気すげーなー。とか思いつつ・・
って、ジョニーは???!!!!!!!(笑)
プログラムに載ってる彼の作品一覧、結構聞いた事あるタイトルがガーッと並んでて ”やっぱ凄いなぁ”と思ってたんですが・・
まぁ、David Thelfall氏は確かに大御所だけど・・・(マスター&コマンダーのコックさんだったとは。。。全く気づきませんでした。ホンマのカメレオン役者やな)
そして、すっかり取り残されてしまってる、日本ではマイナー人気のAidan Gillen氏。
劇が終わった後ステージ・ドアの外で見かけたのですが、黒革ジャン着たマッチョなおやっさん2人がいそいそと彼のサインを貰ってて”不思議な光景やな~”とボーッと眺めててフと気づく。
彼が日本でも有名な理由って、ゲイドラマ「モダン・ラヴ(Queer as folk)」のおかげじゃないか?!!
・・・何となく納得してしまった(笑)

後、昼公演とはいえ3連休の始めなのに、小さな劇場の半分近くが空いていた。
スグ近所の同じく5つ星系作品、"Don Carlos"が完売御礼してる事実を考えると、少し心配にさせてくれる空きっぷり
興味のある英国在住/訪れる予定のある方はぜひぜひぜひぜひ観に行かれては?!!(とプッシュしてみたり。)
だって、観れるチャンスがあるのに見ないのはもったいなーい(もう一回観たかったよー)

Production info:
By: Frank McGuinness
Director: Dominic Dromgoole
Design: Anthony Lamble
Management: Background
Cast: Jonny Lee Miller, Aidan Gillen, David Threlfall

(オリジナル投稿日:2005.05.25 Wednesday 12:08)
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2007⁄11⁄09(Fri) 15:07   演劇*感想 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top


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ロンドン大学で演劇を専攻中!
・・・そんな雰囲気醸し出してないですが。

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