とりあえず演劇バナシしてみようと今日この頃。
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Feten : 30/03/05 Lyric Thatre, London


(C) Festen

★★★★☆(4stars)
前評判がスッゴイ良かっただけに、期待外れといえば、そうなのだけど、
後からジワジワやって来る作品。
演出の妙。

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一家の頭である父の60歳の誕生日のために集まる人々。
だがその裏では、娘・リンダの自殺が家族の影を深めていた・・・


劇が始まる前、”携帯をオフにして下さい”っていうアナウンスをした声は、小さな女の子だった。
全て一気に言い終えて、ちょっと沈黙の後慌てて"Thank you"と付け加えた彼女に、観客にっこり。
そんな始まり方さえも演出の一部か?と思わさせるこの劇。

クリスチャンはひとりぼっち。
彼の秘密は誰も知らない。
何故なら、その秘密を共有していた、彼の双子の片割れ(妹)が自殺しちゃったから。
・・・・何故、彼女は自殺したのか?
それも誰も知らない。
ごく少数の人を除いては。

田舎にある豪邸。 今日は、とある大富豪の誕生日。
彼の愛すべき子供たち、親戚、古き良き友人達が集まってくる。
パリでレストランを経営をするビジネス・マン、自慢の息子のクリスチャン。
ちょっと、変わった長女ヘレン。
妻子を連れてきた次男・マイケルはどうしようもない落ちこぼれ。
そしてここに居るべきはずだったリンダ。
その彼女が自殺した部屋に泊まる事になったヘレンはリンダが死ぬ前に残したメモを発見する。。。。。

この作品に登場するキャラクター、一人一人に何か”存在理由”がある。
一人づつ”役割”があるのだ。
不思議な事に、登場人物を掘り下げれば掘り下げる程、それが、
この大きな”作品”を動かすためだけの”ネジ”に感じる。
その人物は何か特定の事をこの作品に提供するためにその場に居る必要があったのだ。
とても、面白い。

シーンの演出も最高に素晴らしい。
例えば、舞台の真ん中にベットを一つ置く事によって、
違う場所で行われている出来事を”ベット”という共有物質を使う事により一辺に実現化している。
しかも、それが決して奇妙ではない。
”カメラ”作品でなければ出来なかったような事を舞台でやってしまう感性度。

どんどんどんどん狂っていくクリスチャンのように観客もどんどんと"Festen"の世界に引き込まれていく。
始まりと終わりとでの”Authority"(力)の逆転度が○。
ただ、これは、この前見た"Mercury Fur"でも全く同じだったのだけれど・・・
高校演劇の授業で嫌というほど、この舞台上での"Authority"変化は勉強したので、こうゆう感じで実践されてるの見るとやっぱ楽しい。

女の子の歌声、水が流れる音・・・
始まってすぐ聞こえ、作品の所々で流れるこれらの音が、
ジクソーパズルを埋めるように、どんどん意味をなしていくのが傑作。
本物の女の子(マイケルの娘役)を舞台に置く(って失礼(汗汗)事により、与えるインパクトも凄い。 これもやはり、"Mercury Fur"で思った事なのだけど。


Production info:
By: David Eldridge, based on the film and play by Thomas Vinterberg, Mogens Rukov and Bo hr Hansen
Director: Rufus Norris
Design: Ian MacNeil
Sound: Paul Arditti
Lighting: Jean Kalman
Costumes: Joan Wadge
Composer: Orlando Gough
Management: Almeida Theatre in association with Marla Rubin and Bill Kenwright
Cast: Jason Baughan, Sam Beazley, Sam Cox, Andrew Maud, Stephen Moore, Lisa Palfrey, Patrick Robinson, Michael Thomas, William Beck, Morven Christie, Paul Nicholls, Carol Royle, Susannah Wise
Web site* The stage online::Review

Run time: 1hr 50mins
Seat*B16

余談:
舞台下、オーケストラピットからも役者が出入り出来る様になっているこの作品。
前から2列目の席の一番端でしかも前に人が居なかった為、黒い壁越しに役者さんが動いてるのやら、小物を動かしてるのが見え&聞こえた・・
クリスチャン役だった、Paul Nicholls氏(East Endersで当時(5年ぐらい前)のティーンエイジャーをとりこにした役者さん。というので名前だけは知っていた)
が、泣きながら舞台から降りた後、舞台下で鼻をすすってるのも聞こえたし、娘役だった女の子に誰かが注意してるのも聞こえたり(笑)
でも、逆に凄い不思議で、もっとこの"Festen World"に獲りつかれた。


(オリジナル投稿日:2005.03.31 Thursday 10:20)
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2007⁄11⁄09(Fri) 14:49   演劇*感想 | Comment(0) | Trackback(0) | ↑Top


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ロンドン大学で演劇を専攻中!
・・・そんな雰囲気醸し出してないですが。

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